インタビュー
技巧を前に出さず
柔軟な音色や
曲の魅力伝えたい
ホルン奏者・庄司雄大
抜群の安定感と美しい音色で注目される仙台市出身のホルン奏者・庄司雄大さん。藝大フィルハーモニア管弦楽団首席ホルン奏者、NHK交響楽団契約楽員として多くの演奏会に出演し、ソロ、室内楽でも積極的に活動している。2024年3月には期待の若手演奏家が登場する東京オペラシティ(東京都新宿区)のリサイタルシリーズ「B→C」(ビートゥーシー|バッハからコンテンポラリーへ)に出演することになった。リサイタルは仙台市の日立システムズホール仙台 交流ホールで3月23日、東京オペラシティ リサイタルホールで3月26日に開く。庄司さんがホルンと出合ったのは中学校の吹奏楽部。中学2年から高校2年までは仙台ジュニアオーケストラに所属し、腕を磨いた。リサイタルへの意気込みや、プロの音楽家を目指して歩み出した仙台時代の思い出などを聞いた。
掲載:2023年12月8日
取材:2023年10月
- 庄司 雄大 しょうじ・ゆうだい
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1993年宮城県仙台市出身。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。同大学モーニング・コンサートにおいてソリストとして藝大フィルハーモニアと共演。第3回日本ホルンコンクール第2位。第86回日本音楽コンクールホルン部門第2位。第35回日本管打楽器コンクールホルン部門第1位、及び文部科学大臣賞、東京知事賞を受賞、特別大賞演奏会にて東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演。NHK-FM『リサイタル・ノヴァ』出演。
これまでにホルンを、須田一之、日髙剛、西条貴人、伴野涼介の各氏に師事。仙台ジュニアオーケストラOB。
現在、藝大フィルハーモニア管弦楽団首席ホルン奏者、NHK交響楽団契約楽員、Japan National Orchestraコアメンバー、ホルンアンサンブルHorshメンバー。