インタビュー
ダンス×ジャズで
仙台の風景を
鮮やかに描き出す
                        ダンサー・大前光市×サックス奏者・熊谷駿
 
                                                2023年1月27日〜28日、日立システムズホール仙台・交流ホールで異色のコラボレーションによる公演が行われる。義足のコンテンポラリーダンサーとして国内外で活躍する大前光市と、仙台が誇るジャズサックスプレイヤー・熊谷駿による創作公演だ。2022年秋の仙台で、観客に全く新しい体験をもたらそうと創造力をぶつけ合うお二人に、公演の企画担当者が話を聞いた。
 
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                    掲載:2023年1月5日
取材:2022年11月
聞き手 内山直子(公益財団法人仙台市市民文化事業団 舞台芸術振興課 担当職員)
執筆・構成 谷津智里(Bottoms)/写真 渡邊博一
 
				
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							大前光市(おおまえ・こういち)
 岐阜県萩原町(現・下呂市)出身。大阪芸術大学でバレエや舞台芸術を学ぶ。プロダンサーとして活動中の2003年、交通事故で左足を切断。以後、「義足のダンサー」として独自の表現を追求している。2016年のリオ・パラリンピック閉会式へのソロ出演をきっかけに国内外から注目を集める。ラスベガスにて人気ダンスグループ「JABBAWOCKEEZ」と共演するなど、海外でも活躍。舞台のほか、テレビ・CM・ラジオ・ファッション誌等にも出演し活動の場を広げている。東京2020パラリンピック開会式にも出演。近著に『ぼくらしく、おどる』(学研プラス)など。
 
 熊谷駿(くまがい・しゅん)
 宮城県仙台市出身。バークリー音楽大学、ニューイングランド音楽院を卒業。渡米中から日米関連式典でのゲスト演奏や、世界的ベーシストDave Holland氏との共演など、精力的に演奏活動を展開する。2019年、国内に拠点を移し、イベントでのゲスト演奏のほか、総動員4,000名を超える自身のジャズコンサートを年2回開催している。これまでCD8枚をリリースし、国内最大規模のジャズフェス「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」のCMソングとして自身の曲が3年連続で起用されるなど、オリジナル曲も好評を得ている。
 
						
 
						 
						