連載・コラム

応援しませんか 仙台ジュニアオーケストラ

『季刊 まちりょく』特集記事アーカイブ

『季刊 まちりょく』vol.29掲載記事(2017年12月20日発行)※掲載情報は発行当時のものです。

「楽都」と呼ばれる仙台では、仙台クラシックフェスティバル、仙台国際音楽コンクール、定禅寺ストリートジャズフェスティバル、とっておきの音楽祭、仙台ゴスペルフェスティバル・・・様々な音楽イベントが開催されています。そんな仙台には、音楽が大好きな子どもたちが切磋琢磨する「オーケストラ」があります。設立28年目を迎えた「仙台ジュニアオーケストラ」。小学5年生から高校2年生まで、約120人の若き音楽家たちの活動を特集します。

仙台ジュニアオーケストラとは

 1990(平成2)年に仙台市により設立された公立のオーケストラ。公募選考で選ばれた小学5年生から高校2年生までの児童・生徒で構成されています。仙台フィルハーモニー管弦楽団の団員を講師に迎え日々練習に励み、秋と春の2回、日立システムズホール仙台コンサートホールでその成果を披露します。


2017年11月現在・・・
団員数122名・・・小学生23名、中学生57名、高校生42名(男子34名、女子88名)

編成
弦楽器・・・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス
木管楽器・・・フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット
金管楽器・・・ホルン・トランペット・トロンボーン・テューバ
打楽器(パーカッション)・・・ティンパニ・バスドラム(大太鼓)・シンバル・スネアドラム(小太鼓)・シロフォン(木琴)ほか

応募資格(2018年度)*予定
①仙台市または仙台市近郊に居住または通学している方
②2018年4月時点で小学5年生から高校2年生までの方
③練習には熱意をもち、原則的に全行事、全練習に参加できる方
④部活動や学習塾、他の習い事との両立ができる方
⑤仙台ジュニアオーケストラの団員としての自覚を持って活動できる方

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仙台ジュニアオーケストラの1年

2月

新団員募集開始
新年度からの活動に向けて、団員募集案内がホームページに掲載され、市内の文化施設や区役所で募集案内用紙が配られます。卒団するメンバーの数やパートにより、毎年募集人数や募集パートは異なります。
*年度途中に追加募集が行われることもあります。

4月

入団説明会
入団を考えている方への説明会が開催されます。
入団選考会
仙台ジュニアオーケストラ講師(仙台フィルハーモニー管弦楽団団員)が選考員となり、実技と面接の試験が行われます。

5月

入団式
新入団員に団員の「あかし」であるバッジが渡されます。コンサート時は、男子はネクタイピンとして、女子は蝶リボンの中央に付けて臨みます。

月に3~4回、日立システムズホール仙台に集まり、パート練習や分奏、合奏練習を行うほか各自練習に励みます。

8月

夏期合宿
2泊3日、寝食を共にしながら練習に励みます。
練習の後にはレクリエーションもあり交流を深めます。

3年ごとに開催される、全国の公立ジュニアオーケストラによる交流演奏会「ジュニアオーケストラ・フェスティバル」にも参加しています。

2016年8月の「ジュニアオーケストラ・フェスティバル2016 in NIIGATA」
2017年8月には「岩手・宮城・福島・沖縄の子どもたちによる合同オーケストラコンサート」に出演しました。

10月

定期演奏会
新しいメンバーで臨む演奏会。曲目は講師陣が、パートのバランスなどを考えながら決定。
開演前には有志によるロビーコンサートもあります。
ロビーコンサートの運営は団員自らが行います。

アンサンブルコンサート
会場設営から司会まですべて団員が行います。2017年には東北電力グリーンプラザでアンサンブルコンサートを開催。100名を超えるお客様に演奏をお楽しみいただきました。

2017年10月東北電力グリーンプラザにて

3月

スプリングコンサート
高校2年生のメンバーにとっては、これまでの集大成となる「卒団コンサート」。
そして春、新メンバーを迎えてまた新たな1年が始まります。


 卒団してもOB&OGは、コンサートの運営ボランティア(受付・案内等)として仙台ジュニアオーケストラをサポート。スプリングコンサートのソリストとして出演することも。

「月刊じゅにあ」

事務局で作成している団員向け情報誌。その月の練習スケジュールから、ステージマナー、本番の衣裳について、また演奏会の曲目に関する解説、クラシックコンサート情報などが満載。

演奏会の衣裳は・・・

男子は白のワイシャツ、団指定のネクタイ、黒のズボン、黒の靴下、靴も黒。女子は白の長袖ブラウス、団指定のダブル蝶リボン、黒のロングスカート(パートによってはズボンも可)、黒のストッキング、黒の靴で揃えています。

[問合せ先]
〒981-0904 仙台市青葉区旭ヶ丘3-27-5 仙台市市民文化事業団コンクール推進課
日立システムズホール仙台(青年文化センター)内 電話:022-727-1876 ファクス:022-727-1873

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インスペクター・サブインスペクターに聞く

「インスペクター」は先生と団員をつなぐ扇の要、オーケストラ全体の学級委員長のような重要な役目を担います。定期演奏会目前の練習で忙しい中、今年度のインスペクター・サブインスペクター3人の方に、心がけていることや、やりがいなどをお聞きしました。(学年/入団時期/パート/部活動)

情野 鈴花(せいのりりか)さん
高校2年/小学校6年から/ホルン/ギター部

 練習を重ねるうちに、どんどんできる曲も増えて技術が上がるし、他の高校の友達も増えるのが楽しくて、やりがいを感じています。インスペクターのほかにもパートリーダーもやらせていただいていますが、両立は大変で、一人で抱え込みすぎないように気をつけています。下の代に任せられないとこの先困ると思うので、下の子たちにもいっぱい仕事を任せるように心がけています。音楽的なところはアドバイスできないけれど、精神面はインスペクターとして、他の子たちを支えていけているのではないだろうかと思います。将来は、迷っていますが美術系の大学に行こうと思っています。でも音楽から離れられないので、将来的には音楽家の写真を撮影するなど、音楽と何かしら関わっていける仕事に就きたいと思っています。

武澤 智哉(たけざわともや)さん
高校2年/小学校6年から/ヴィオラ/室内楽部

 インスペクターはリーダー的な役割なので、自分のことだけで手いっぱいにならないように、自分のパートや違うパートも見て、練習を始める前の準備の指示を出すように意識しています。難しい曲をやるので大変さを感じる時はありますが、難しい曲でも弾けるようになってきて演奏を合わせる喜び、それが本当に楽しくてたまらないです。オーケストラは多くの楽器があって別々バラバラの状態を、インスペクターが何かしら指示を伝えて練習や本番へ向かわせます。大変ですけど、本番がうまくいった時には、きっと達成感があるんじゃないかなと思います。将来は、ずっと楽器に触ってきて、もっと音について調べたいという気持ちが起こったので、大学では「音響工学」をやりたいと思っています。

塚本 江里子(つかもとえりこ)さん
高校2年/小学校6年から/ヴァイオリン/バレーボール部のマネージャー

 ヴァイオリンパートは小さい子から高校生まで30人位いて人数が多いので情報の伝達が大変です。みんなにいきわたっているか確認して、特に小さい子たちには意識して伝えるようにしています。弦楽器は管楽器とあまり関わりがないのですが、サブインスペクターになったことで、いろんなパートの人のことを知り、その人たちと連携をとっていくので、役についていなかった時とは違う形でオーケストラに関われて新鮮です。将来は、マーケティングの仕事に興味があるので、経営学を学びたいと思っています。音楽は身近な存在なので、これからもずっと趣味として楽しんでいけたらなと思っています。

パートが異なるため、話す機会がなかったという3人。インスペクターになってからは、密に連絡を取り合うようになったそう。3人のチームワークが仙台ジュニアオーケストラを引っ張っています。

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コンサートミストレスに聞く

「コンサートミストレス」はオーケストラの演奏のとりまとめ役で、第1ヴァイオリンの最前列のトップ奏者が務めます。コンサートミストレス4人に、定期演奏会を終えた感想、スプリングコンサートに向けての抱負などをお聞きしました。

荒井(あらい) ほのかさん
定期演奏会のコンサートミストレス

 他のパートと合わせるのが難しい曲が多く、合奏練習も少なくて同じパートでも合わせるのが大変で練習は苦労しました。でも本番はきちんと合わせることができたのでよかったです。緊張しましたが、たくさんの方の前で演奏ができてとても気持ちがよくて楽しかったですし、今までの努力が実った感じがしました。練習では指揮者の先生の思いを感じとって他のパートと合うようにボーイング(弓の動かし方)を工夫しました。スプリングコンサートは最後の演奏会なのでこれから頑張っていく後輩たちにかっこいい姿を見せたいですし、またこういう演奏がしたいと思える、聴いていて楽しくなれるような演奏をしたいです。将来は音楽系の道に進みたいと思っています。まだまだなのでもっと力を付けられるよう、これからも頑張ります。

成田 紗良(なりたさら)さん
定期演奏会のコンサートミストレス

 最初はコンサートミストレスをやれるとウキウキでしたが、いざやってみると先生からの重圧が・・・。私でいいのかなと思った時が幾度かありました。でも練習を重ねるにつれ、一番前にいるからこそ指揮者の先生とも目が合うし、指揮者の次に引っ張る立場なんだからしっかりしなくてはという思いが生まれました。とても緊張しましたが、なんとか終えることができてほっとしています。練習では形からと思い、楽譜に音楽用語の意味をしっかり書き込んだり、曲の入りではちょっと大きく動きをつけて、ここで入るとオーケストラ全体にしっかり合図をするようにしました。長いようで短いオケ生活だったので、スプリングコンサートでは自分の中でピリオドを打てるよう、練習を頑張っていきたいと思います。将来はウィーンに行きたいので、ドイツ語を学びたいです。ウィーン・フィルの方と共演したときに英語でコミュニケーションを図ろうとしたのですが、うまくいかず悔しくて。言語を使っていろんな人とやりとりできるようにと今、勉強しています。

塚本 江里子(つかもとえりこ)さん
スプリングコンサートのコンサートミストレス

 本番が近づかないと実感がわかないです。卒団もだし、コンサートミストレスもだし・・・。でも定期演奏会で、荒井さんや成田さんが頑張っている姿を見たので、不安ですけれども私も頑張ろうと思っています。毎回定期演奏会の時に私たちは「ブラボー」と言われるのを楽しみにしているんですが、今回はありませんでした。それをスプリングコンサートではいっぱいもらえるよう、お客様が「ブラボー!」と叫びたくなるくらいに、いい演奏ができるといいなと思っています。

長沢 明日香(ながさわあすか)さん
スプリングコンサートのコンサートミストレス

 一番前の席に座るのは大変だなと思いました。「後ろの子たちにもっと背中で伝えて」、「もっと(他パートのトップと)目線合わせて」と先生方に言われるのですが、思ったように全然できなくて・・・。今までの先輩方は努力していたんだとわかりました。定期演奏会の後に、指揮者の平川先生が「自分たちが楽しむのではなく、お客様がもっと楽しめるように」とお話をされました。スプリングコンサートでは、お客様がよかったなと思えるような演奏がしたいです。将来はオーケストラの裏方の仕事、音楽と関わっていけたらいいなと思います。「ジュニア」に入っていなかったら、こういう仕事があるということがわからなかったので、本当にオケに感謝です。

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団員に聞く(アンケートより抜粋)

入団のきっかけは?

○学校の先輩にあこがれて
◎コンサートを見てかっこいいと思ったから
○兄弟姉妹がやっていて、楽しそうだったから
◎うまく弾けるようになりたかったから
○演奏を聴いてあこがれたから
◎オーケストラの曲が好きだから、弾いてみたかった
○親に勧められて
◎興味があったから
○プロの方に教えてもらい、自分を磨きたかったから
◎同世代の子の上手な演奏(スプリングコンサート)を聞いて、自分もこんなふうになりたいと思ったから
○友人が始めたから
◎先生に紹介されて
○仙台フィルの先生方が大きな楽器を弾く姿がかっこよかったから
◎好きな先輩がいたから
○オーケストラを小さい頃からよく聴いていたから
◎音楽の幅を広げたかったから
○オーケストラの楽器に興味があって弾きたいと思ったから
◎ジュニアオーケストラが楽しそうだったから
○部活動でもやっていて、続けたいと思ったから
◎吹奏楽とは違う環境で吹いてみたいと思ったから
○学校の部活では物足りなかったから
◎将来のことを考えて

好きなアーティストや曲は?(ジャンル問わず)

◆aiko「運命」
◇嵐「Happiness」
◆アルセナール
◇アンダーソン「そりすべり」「舞踏会の美女」「ホームストレッチ」
◆ヴィヴァルディ 四季「春」
◇ジャニーズWEST「Ya! Hot! Hot!」
◆牛田智大「遥かなる時をこえて」
◇エアプレイン
◆Ed Sheeran
◇梶浦由記「canta per me」
◆Kalafina
◇欅坂46
◆Coldplay
◇澤野弘之
◆ジェファーソン
◇ジミ・ヘンドリックス
◆ジャニス・ジョプリン
◇シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」「フィンランディア」
◆シューベルト「魔王」
◇ショーソン「詩曲」
◆ショスタコービッチ
◇ショパン「ワルツ」「エチュード」「バラード第1番」
◆ジョン・ウィリアムズ「レイダースマーチ」
◇スティービー・レイヴォーン
◆チャイコフスキー「くるみ割り人形」
◇TWICE「TT」
◆ドヴォルザーク「新世界」
◇ドビュッシー「月の光」
◆ノートン「November evening」
◇西野カナ
◆野田洋次郎
◇パガニーニ
◆バッハ
◇ハチャトゥリアン「ガイーヌ」「仮面舞踏会」
◆バーンスタイン「キャンディード」序曲
◇back number
◆BUMP OF CHICKEN
◇久石譲「サマー」
◆ヒンデミット「ウェーバーの主題による交響的変容」
◇フィリップ・スパーク
◆ブラームス「ハンガリー舞曲」第5番、第6番
◇フランク「ヴァイオリンソナタ」
◆Bruno Mars
◇プロコフィエフ
◆Hey!Say!JUMP
◇ベートーヴェン「運命」「第九」「悲愴」「テンペスト」
◆馬飼野康二「薔薇は美しく散る」
◇メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」
◆モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
◇MOKA☆「Lilium」
◆MONGOL800「小さな恋のうた」「琉球愛歌」
◇ゆず「雨のち晴レルヤ」
◆米津玄師「メトロノーム」
◇RADWIMPS
◆ヨハン・シュトラウスⅡ「美しき青きドナウ」
◇ラヴェル「ボレロ」
◆ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」「交響曲第2番」
◇ラヴェル
◆レーナード・スキナード
◇リスト「ラ・カンパネラ」
◆レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア」
◇ロッシーニ「ウィリアム・テル」
◆演歌
◇カノン
◆J-POP
◇ジャズ
◆ソード・アート・オンラインOP
◇ボーカロイド全般
◆ROCK

好きなこと

♡音楽を聴くこと
♥ピアノを弾くこと
♡歌うこと
♥クラシック鑑賞
♡ボカロを聴く、耳コピをして弾く
♥ギターとピアノを弾くこと
♡楽器を磨くこと
♥読書
♡ゲーム
♥ポケットモンスター
♡絵をかくこと
♥漫画を読むこと
♡YouTube鑑賞
♥アニメ
♡お菓子作り
♥料理
♡アイスを食べること
♥食べること
♡自分でコーヒーを淹れること
♥写真を撮ること
♡ヘアアレンジ
♥テレビを見ること
♡嵐を見ること
♥劇団四季を見ること
♡物理の勉強
♥歴史について調べること
♡友達と遊ぶこと
♥友達とのおしゃべり
♡思ったことはすぐ言う
♥話合うこと
♡運動
♥陸上
♡つり
♥サイクリング
♡野球
♥山登り
♡キャンプ
♥踊ること
♡猫と遊ぶこと
♥ランニング
♡卓球
♥散歩
♡寝る

苦手なこと

□勉強(算数・国語・社会・英語・計算)
■新しい曲で一番最初の練習(全然できない。楽しいけど)
□楽器
■歌うこと
□坂道を上ること
■運動(マット運動・ダンス・ソフトボール投げ・水泳・長距離走・ランニング)
□初見で鍵盤を叩くこと、覚えること
■虫をさわること、見ること
□人が多いところに出かけること
■人前で話すこと
□初対面の人に話かけること
■人の目を見てはなすこと
□微妙な関係の人と会話を続けること
■女子のいざこざ
□少女マンガ
■機械をいじること
□きれいに字を書くこと
■漢字を書くこと
□学校に行くこと
■話し合えないこと
□考えて動くこと
■空気を読むこと
□集中力を切らせないこと
■忘れ物をしないこと
□暇な時間
■早寝早起き朝ごはん
□片付け
■料理
□裁縫
■家事
□ありません

将来の目標は

♣音楽家
♧音楽関係の仕事
♣演奏旅行で世界中を飛び回る
♧世界一周する音楽家になりたい
♣ヴァイオリンの講師
♧音楽ができる環境を与えてくれた両親に感謝の気持ちを大きな形で伝えること
♣クラリネットを上手になる!
♧趣味でもいいから楽器を吹く
♣プロオケで演奏
♧いろいろな曲をできるようになること
♣会計士
♧産婦人科医
♣看護師
♧小児科医
♣教師
♧美容師
♣管理栄養士
♧薬剤師
♣建築関係の仕事
♧建築家
♣研究者
♧診療放射線技師
♣養護教諭
♧楽しく生きる
♣平和に生きる
♧楽しく暮らす
♣幸せに生きる
♧楽しい時間を生きること
♣金持ち
♧結婚
♣真っ当な大人になること
♧深く知的な判断や言葉選びができ、みずみずしく感じ続けられる大人になること
♣立派な人間になること
♧自分のやりたいことをたくさんする
♣まだ決まっていない
♧特にない

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定期演奏会前にお話を伺いました

平川 範幸(ひらかわのりゆき)さんに聞く

2016年度より仙台ジュニアオーケストラの音楽監督・指揮を務める。

 小さい時からピアノを弾いていましたが、福岡教育大学のサークルでヴィオラを始めました。ヴィオラは初心者で、弾けないところからちょっとずつやっていたので、ジュニアの子たちと同じように、弾けないもどかしさがよくわかります(笑)。そしてヴィオラをやりつつ学生指揮者をやっていました。本番は東京から先生がいらっしゃいますが、普段の練習は僕が振ります。しかし、全然うまくいかない。そこでプロの講習会に参加して「ああ、こんな世界があったんだ」と。指揮によってピアノの音が変わるという体験を初めてしました。「なんだこれ!」とのめり込み、教職の免許を取りましたが卒業後はこの道に。行けるところまで行ってみようと上京しました。「人生を棒に振っている」って言っています(笑)。

 指導の際はただ単純に楽しいではなく、「オーケストラに行ったら楽しいよね」と思える場を提供できるように心がけています。仙台フィルがバックアップしているので、音楽的レベルもバックアップしたいと思っています。緊張感がありすぎる現場にはしないようにしていますが、必要な時は緊張感を出すようにしてバランスはとるようにしています。練習はプロのオーケストラと同じようなテンションで、いやそれ以上の熱でやっています。子どもたちはダイレクトでわかりやすいので、つまらなかったら欠伸して「眠っ~」ってやるんです。学校が終わって夕方からの練習なのでしょうがないとは思うのですが。こっちもどんどん新しいものを出していかないと飽きられちゃう。ある意味大人のオーケストラよりもシビアで、いつも以上にアンテナは張っています。そうでないと彼らは動いてくれないので。楽器をかまえない子とか気持ちがどこかにいっちゃっている子とか、全部見えちゃいますね(笑)。最近の子はみんな静かですね。うまい下手ではなく、やりたいという「欲」が多くある子が増えることを期待しています。そして「あー音楽っていいな、この瞬間っていいな」と、本番を迎えたときの高揚感とかを一つでも多く味わわせてあげたいですね。定期演奏会では、子どもたちが一瞬ぐっと集まる瞬間、子どもならではの上限がない「熱」。これが悪い方に行ったら、とことん悪くなるのですが、いい方にいった時の「奇跡の一瞬」がたまにあるので、その一瞬を見つけていただければと思います。今回も様々な曲に挑戦しているので、バラエティに富んだ曲をお楽しみいただけるプログラムになっています。大人でも難しい曲を、子どもたちが一生懸命に取り組んでいる「ひたむきさ」、その姿を見てもらえたらと思います。

西本 幸弘(にしもとゆきひろ)さんに聞く

仙台フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター。2013年から仙台ジュニアオーケストラの講師を務める。

 僕は小学校5年から高校3年まで、ジュニアオーケストラ(札幌のHBCジュニアオーケストラ)に入っていて、そこで演奏する楽しみを覚えました。「ジュニア」にはプロを目指す子もいるし趣味でやっていきたいという子もいます。コンサートで楽しい時間を過ごすということと、卒団した後も自分の傍らに音楽がちゃんとありつづけてもらえたらいいなという願いを込めてやっています。ここでできた友達、先輩、後輩、音楽を共有した仲間というのは、きっと将来いい関係を築けると思うので、たくさんいい友達をつくってほしいですね。指導は厳しさが必要な時がありますが、芸術や音楽の下ではみんな平等であり、楽器を弾いている時はそこに厳しさは必要ないと僕は思います。肩書として講師とありますが、音楽監督が導いている音楽に対して、僕らはサイドや下からサポートする役割だと思っています。パート練習とかで、子どもたちだったらどうやって弾くのかなと眺めては、今の子たちはこう考えているんだとか感じられて、一方通行で教えるのではなく、ある意味対等でやっていけたらいいなと思います。定期演奏会を終えて、僕自身もそうでしたが直前の追い込みがすごい。できるんだったら最初からやろうよ(笑)。多分プロフェッショナルな感情が直前にならないと出てこないのでしょうね。逆に言えば出てくるっていうのは素晴らしいことだと思います。何かが掛け違うと「発表会」になってしまう。しかしチケットを買ってお客様が来てくださって、そこで「定期演奏会」として演奏する。子どもたちには練習やリハーサルで「発表会ではない。これは演奏会だから、それなりの責任を持って一つ一つの音を奏でるように」ということを言います。毎回定期演奏会になると、子どもたちなりにスイッチが入っているので、この前も思ったよりいい演奏で、僕らじゃ出ない音というか、子どもたちの音ってありましたね。来ているお客様にも、子どもたちを育ててほしいなと思います。「いい演奏したね」「よくやったね」だけでなくても、「もっとこうしたらこのオーケストラは良くなるんじゃないか」とか、思ったことをどんどん伝えてほしいと思います。市のオーケストラでもあるわけですから、一つの組織としてどう向上していけるか、どういった連携プレーが望ましいかなと考えます。

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仙台ジュニアオーケストラのOB・OGに聞く

仙台ジュニアオーケストラ出身で、現在それぞれの分野でご活躍の方々に、当時の思い出や、後輩・お客様に伝えたいことなどをお聞きしました。

小池(こいけ) まどかさん

1990年から1991年まで在団。初代コンサートミストレスを務める。
現在仙台フィルハーモニー管弦楽団団員。仙台ジュニアオーケストラの講師を務める。

 当時は設立初年度だったのでとても活発。何もわからずみんなで集まってわいわい練習していました。たった1年でしたがとても楽しくて。その当時、梅田俊明先生が指揮をされていました。とても怖い先生で、ある時練習中に「もうやらないっ!」と指揮棒を置いて楽屋に戻ってしまった。みんな騒然となってどうしよう・・・と。その時、同期が4人いましたが、その4人と何人かで楽屋の先生のところに「すみませんでした。もう一度お願いします」って行ったのが懐かしい思い出です。楽しかった中にそうしたピリッとした部分があって、その後みんな「頑張ろう」って気持ちになりました。「ジュニア」に入る前は、弦楽合奏で先生のコンサートには必ず出て、弦楽だけのアンサンブルは楽しんでいましたが、そこに管楽器が入ってくる、いわゆる「オーケストラ」というのを「ジュニア」で初めて経験し、すごいショック。吹奏楽と弦楽アンサンブルが一緒になるとこんな音がするんだって、本当に楽しかったです。曲を一生懸命弾く、正しく音を弾くのも大事なのですが、その曲の物語や、その曲の持つイメージを自分なりに想像して、音楽を楽しんでほしいなと思います。コンサート本番では、お客様の前で演奏をして拍手をもらいますが、普段味わえない思いをみなさんそれぞれ持つと思います。音楽は本当に楽しいものだと思うので、思う存分楽しんでほしいと思います。ジュニアオーケストラは身近な存在。近所やお知り合いのお子さんとか、きっと何かの繋がりがあるのでは。知り合いが出ているから行ってみようと気軽に足を運んでもらえればと思います。それにやはり生演奏を聴いた時の臨場感は覚えているものです。だからお子さんが小さいうちに、一回コンサートに行っていただくと、絶対「生の音」って忘れないと思うんです。ジュニアオーケストラを最初のきっかけにしていただければと思います。

大久保 斉象(おおくぼさいぞう)さん

1990年から1997年まで在団。当時のパートはヴァイオリン。
現在仙台フィルハーモニー管弦楽団チーフステージマネージャー。

 「ジュニア」にはいろんなエリアから集まってきていて、自分の学校だけではない友達ができました。友達とのコミュニケーションが楽しくて。演奏旅行で北九州や岡山などに行き、夏の合宿で同級生や先輩たちと、年齢関係なく一つの目標に向かって一緒につくるという意味では面白かったかな。もちろん先輩たちの足を引っ張ったとは思いますけど(笑)。わからないことは、お兄さんお姉さんたちに聞いて教えてもらっていました。ジュニアオーケストラにいたからこそ、今の僕がある。高校の時に就職か進学で悩んだ時、音楽関係の仕事か舞台に携わる仕事がしたいなと思っていたところ、「仙台フィル」の前任のステージマネージャーが声をかけてくれてバイトから始めさせてもらいました。ご縁があったと思います。ジュニア時代に教えてもらっていた講師の先生方がいるというのも入りやすかったですね。最近の子は、よく言えば控えめで受け身かな。僕たちの時代は個性が強すぎたんですけれども(笑)。もっと積極的に発言してもいいんじゃないかな。合宿で、5年生は初めてだからもじもじしてしまうけど、もっと自発的に輪に飛び込む、もしくは先輩が面倒を見る。先輩後輩のつながりがもっとあってもいいのでは。みんないい子でパートごとで仲良くやっているのは見かけるけれどね。子どもなので音を外すこともあるし、年齢層も広いので曲の解釈の幅はあるのですが、一つのものをつくりあげている姿を見てほしいですね。成長を温かい目で見守っていただければ。

庭野 夏樹(にわのなつき)さん

1997年から2004年まで在団。当時のパートはヴァイオリン。
現在仙台市職員。仙台市民交響楽団に所属。

 ヴァイオリンは3歳から弾いていましたが、「ジュニア」に入る前は練習があまり好きではありませんでした。管楽器は吹奏楽部で日頃から仲間と一緒に演奏するという環境がほとんどですが、弦楽器だと基本的にずっと一人。ソリストとして食べていくという自信を持つ子もいるでしょうが、弾いていて嫌になることもありました。しかし入団して同じくらいの年齢の子が同じようにヴァイオリンを弾いていることを知った。そこから変わりましたね。家に帰るのが嫌なくらい練習が楽しくて。定期演奏会の最初の合奏練習を今でも覚えています。ヴェルディの「ナブッコ」序曲という作品でしたが衝撃でしたね。オーケストラで弾くというのはこんなに楽しいんだと。「ジュニア」に入っていなければ、こうしてヴァイオリンは続けていなかったと思います。当時は合宿が楽しかったですが、講師の先生方も印象的でした。渋谷由美子先生は特に強い印象があり、色々なことを教えていただきました。今も個人的に習っています。松山古流先生、熊谷洋子先生、山本高史先生、小川有紀子先生、坂本奈津江先生、柳澤直美先生、小池まどか先生、いろんな先生にお世話になりました。現在、縁あって市の文化振興課で「ジュニア」の運営の一端を担わせていただいています。卒団生の中からプロの演奏家として羽ばたいていく方も大勢いらっしゃいますが、「ジュニア」で得た経験を仙台の文化活動に還元する役割も、もっとたくさんの人に担っていってもらえたらと思います。プロの道に進まなくとも、同じように音楽をやる仲間、いろんな職業の人や立場の方とのつながりも増えていきます。音楽をやっていてよかった、意味があったと、後々感じとってもらえたらなと思います。

曽根 瑞貴(そねみずき)さん

2010年から2013年まで在団。当時のパートはホルン。
現在保育を学ぶ大学4年生。仙台市民交響楽団と東北ユースオーケストラに所属。

 学校の吹奏楽部で楽器をやっていました。「ジュニア」の存在は知っていましたが入る勇気が出ませんでした。中学2年の時に二つ上の先輩が高校生から「ジュニア」に入ったというのを知り、一緒に演奏できる最後のチャンスと思い入団しました。同じ街にこんなに上手な同世代の子がいるんだと驚いていたら、入団した夏に「全国ジュニアオーケストラ・フェスティバル」があり、一気に世界が広がりました。入った頃に世界的な指揮者の山下一史先生がいらっしゃって、とてもありがたかったです。中学3年の3月に東日本大震災が起きてスプリングコンサートが中止になりました。私は高校受験で休団中でしたが、その時の先輩方が演奏してから卒団したいと、事務局の方や先生たちと頑張ってくださって、7月に特別演奏会が開催されました。震災のせいで延期になり、先輩と一緒に演奏できたのは嬉しいけど、とても複雑な気持ちでした。私も身内を亡くしたので、今ここで演奏できていること自体が、もう本当に感謝しなければいけないことだなと思って・・・なんともいいようがありませんでした。仙台フィルの方々が教えてくださって、プロの指揮者の先生が振ってくださって、当たり前だと感じていると思うのですが、違う県の話を聞くと仙台の環境は本当に恵まれていると改めて思いました。在団できる期間は限られているので、その環境を大事にして、いっぱい吸収してほしいなと思います。将来保育士になっても趣味でオーケストラを続けていきたいです。子どもたちにとっても音楽はいい経験になると思うので、いつか子どもたちの前で演奏したいですね。自分の経験を生かして子どもたちに還元してあげたいなと思います。

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私たちも支えています。

鎌田 紀寛(かまたとしひろ)さんに聞く

仙台ジュニアオーケストラの活動を支える「父母の会」の会長。年2回の演奏会後の打ち上げの準備や夏期合宿の差し入れなどの活動のサポートのほか、年数回「父母の会だより」を発行しています。

 今年度の役員は一人を除いて全員未経験者なので手探り状態で進めています。普段、ほかの親御さんとお話しする機会はあまりないのですが、「ジュニア」だといろいろな学校から来ていて、子どもの年齢層も幅広いので、様々な話が聞けるのが楽しいですね。子どもたちはこの環境の練習に慣れて当たり前になってくるかと思うのですが、それは違うと思います。音楽に詳しい方に仙台ジュニアオーケストラの話をすると、「仙台フィル」の先生から直接指導を受けるということは、そんな簡単にできることではないし、このような大きなホールで練習したり、演奏会したりというのも、普通の小・中・高校生でできることではないので、このような環境でやれていることに、喜びを感じながら演奏活動を続けていってもらえたらなと思います。

氏家 一葉(うじえかずは)さんに聞く

仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏事業部に所属。仙台ジュニアオーケストラの演奏面全般をサポートし演奏会などの運営を担当。子どもたちがいつも顔を合わせる頼れるお姉さん的存在。学生時代はコントラバスを演奏。

 仙台ジュニアオーケストラを担当して今年で2年になります。最初の頃は多感な子どもたちとうまく仲良くやっていけるか不安でしたが、子どもたちに助けられる部分が大きくて、「ジュニア」の仕事の時は子どもたちに元気をもらって帰ります。年齢は上なのですが上から目線にならないように気をつけています。子どもたちは学校が忙しい中ジュニアの練習も頑張っていて本当にすごいなと感じているので、敬意を持って接していきたいと思います。子どもたちには、ジュニアオーケストラは自分たちのものだという意識をもっと持ってもらいたいと思っています。自分たちのものだから、自分たちでいくらでも楽しくしていけるし、色々考えてやりたいことがあったら、何でもやっていいんだよと伝えています。最初の頃は「受け身」に見える部分が多かったですが、最近は徐々に変化が表れているように感じますね。一生懸命になっている姿は、大人も子どもも素晴らしいことだと思います。子どもは大人よりも、変な計算がないというか、ひたむきなところがあります。ジュニアオーケストラは、プロの演奏とはまた違った感動をたくさん得られると思いますので、演奏会に足を運んでいただければ幸いです。

*入団を考えている方へ 2018年度新団員募集

新団員募集の詳細は、2月末頃に仙台市のホームページ(仙台ジュニアオーケストラ)に掲載するほか、市内の文化施設や区役所などで募集要項を配布します。

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定期演奏会ミニレポート

定期演奏会前の合奏練習・リハーサル

 楽器を背負い子どもたちが次々と集合。練習前の舞台からはエネルギーが溢れんばかり。チューニングでは気持ちの高まりが感じられて静かな迫力が。演奏曲順に練習が始まると、各パートの先生方は客席のあちこちでじっと見守り、要所ですかさず指導が入ります。指揮の平川先生は「一音でわしづかみするように」「音のやり取りが欲しい」といったわかりやすい表現で子どもたちを鼓舞します。休憩時間にも時間を惜しむかのように各自音色を確かめる姿があり、2時間の練習は文字通りあっという間でした。

10月8日

 ホールロビーには開場を待つ長い列ができ、老若男女で会場は満席に。演奏会前に開かれる「ロビーコンサート」は演奏者とお客様との距離が近く、演奏の臨場感を味わうことができると人気です。今回は「ヴァイオリン二重奏」「ヴィオラアンサンブル」「オーボエ六重奏」「弦楽八重奏」。階段や2階ロビーでも、お客さまが聴き入っていました。

 いよいよ演奏会がスタート。スッペ作曲の喜歌劇「軽騎兵」序曲から始まった演奏会は、年齢差を感じさせず一体感があり、リハーサル時とはまた違った高揚感みなぎる圧巻のステージでした。演奏会は演奏者と聴衆が揃ってこそ。お客様がしっかりと演奏を受け止め、そして演奏者がその「気」を感じとることで、はじめてステージが成立することを実感した定期演奏会でした。

お客様の声より(抜粋)

♬演奏をしている楽しさが伝わってきました。どの演奏も一体感があり、迫力があって素敵でした。
♪聞き慣れた曲が多く、素人・玄人または年令にかかわらずみんなが楽しめたコンサートでした。
♩大変素晴らしい演奏会でした。皆さん練習を積み重ね十分成果が出せたと思います。出来れば、ベートーヴェン、ドヴォルザーク、モーツァルト等の交響曲もチャレンジしてほしい。
♬子供達のパワーが伝わる演奏会でした。リズミカルな演奏も大変明るく指揮をとられ素敵でした。
♪今回の演奏会はとても感動いたしました。オーケストラの方々と、指揮者の方との一体感がとても感じられました。演奏開始の全員の音の入り方や、演奏終了のフィニッシュの切れ等、今までの中で一番良かった。
♩今までも良かったが、今日は最高でした。
♬初めて仙台ジュニアオーケストラを知り、聴かせていただきました。初めは、お子様方の・・・と軽く考えておりましたが、スタートの時点から驚きと感動で、胸が一杯になりました。
♪中高生のオケをこのレベルまで率いてくる情熱とエネルギーに脱帽です。世に出るまでは育てていってほしいと思います。
♩みずみずしさが溢れた素敵な演奏でした。選曲にもジュニアらしさが出ています。
♬久しぶりでの生演奏で日頃の疲れがとれたようなひと時でした。またオーケストラを楽しみたいと思います。

コンサートを聴きたくなった方へ
仙台ジュニアオーケストラスプリングコンサート

日 時/2018年3月25日(日)開場13:15 開演14:00
開場後ロビーコンサートがあります。
会 場/日立システムズホール仙台 コンサートホール
曲 目/ボロディン:歌劇《イーゴリ公》より「ダッタン人の踊り」
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64 ほか
指 揮/平川範幸(仙台ジュニアオーケストラ音楽監督)
管弦楽/仙台ジュニアオーケストラ
入場料/一般1,000円、高校生以下500円(全席自由)*未就学児入場不可
チケットは日立システムズホール仙台、仙台銀行ホール イズミティ21、藤崎、仙台三越、ヤマハミュージックリテイリング仙台店、カワイミュージックショップ仙台で発売中

[チケットに関するお問合せ先]
仙台市市民文化事業団総務課 電話:022-727-1875(平日9:30~17:00)
[公演内容に関するお問合せ先]
仙台市市民文化事業団コンクール推進課 電話:022-727-1876(平日9:30~17:00)

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『季刊 まちりょく』は、(公財)仙台市市民文化事業団が2010~2021年に発行していた情報誌です。市民の方が自主的に企画・実施する文化イベント情報や、仙台の文化芸術に関する特集記事などを掲載してきました。『季刊 まちりょく』のバックナンバーは、財団ウェブサイトの下記URLからご覧いただけます。
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