一年を通じて多彩な音楽イベントが催され、「楽都」とも呼ばれる仙台。その中心的存在のひとつとなっているのが、プロのオーケストラ「仙台フィルハーモニー管弦楽団」です。
1973年に市民オーケストラ「宮城フィルハーモニー管弦楽団」として産声をあげ、1978年にはプロオーケストラに。1989年に「仙台フィルハーモニー管弦楽団」となり、今年で設立43年を迎えました。節目となる4月の第300回定期演奏会では演奏機会の少ないプログラムに挑み、クラシック音楽ファンの間で話題となりました。
近年、ますます充実した演奏活動を続けているとの評価を受ける仙台フィル。
今回の特集では、楽団のあゆみを振り返るとともに、「舞台裏」や「客席(ファン)」といった少し違う角度から、“わが街のオーケストラ”に改めて注目してみたいと思います。
- 仙台フィル43年のあゆみ
- 仙台フィルの現在
- 仙台フィルを支える人びと ~オーケストラの裏方たち~
- WE LOVE 仙台フィル! ~ファンが語るわれらがオーケストラ~
- 仙台フィルこれからの定期演奏会&ニュース
仙台フィル43年のあゆみ
1973
市民オーケストラ「宮城フィルハーモニー管弦楽団」として誕生。
●初代常任指揮者に片岡良和が就任(~1980)
1974
初の定期演奏会を開催。
1978
「社団法人宮城フィルハーモニー協会」設立。本格的なプロオーケストラとして活動を開始。理事長に藤﨑三郎助が就任。
1983
●音楽総監督に芥川也寸志が就任(~1989)
●常任指揮者に籾山和明が就任(~1989)
1989
仙台フィルに名称変更。仙台市によるジュニアオーケストラ発足。仙台フィルのメンバーが全面的に指導に当たる活動は、全国的に注目を集めた。サントリーホールで初の東京公演。以後、2010年までに東京公演は15回を数え、仙台を代表する文化資源との認知が深まっている。初のCD発売。
●音楽監督に外山雄三が就任(~2006)
●常任指揮者に円光寺雅彦が就任(~1999)
1992
「財団法人仙台フィルハーモニー管弦楽団」が設立。仙台市の経済支援が強化される。藤﨑三郎助が初代理事長に就任。
1994
第100回定期演奏会
1995
「第2回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」を開催。ホストオーケストラをつとめる。明間輝行が理事長に就任。
1999
仙台開府400年を記念して、オペラ支倉常長『遠い帆』が公演された。仙台フィルは企画段階から参加。作曲担当の三善晃氏がサントリー音楽賞を、作品が三菱信託音楽賞を受賞。数多くの市民が参加しつつ高い芸術性を実現したことが評価された。
2000
河北文化賞受賞。念願のヨーロッパ公演が実現。オーストリアとイタリアで5回の演奏を行い、高い評価を受ける。
●常任指揮者に梅田俊明が就任(~2006)
2001
「第1回仙台国際音楽コンクール」開催。ヴァイオリン部門、ピアノ部門の2部門とも協奏曲を課題としているのが特色で、以後3年ごとに開催。
2005
第200回定期演奏会
2006
「仙台クラシックフェスティバル2006」(通称・せんくら)が仙台市市民文化事業団20周年記念行事として始まる。仙台フィルはソロや室内楽でも出演。毎回チケットの売れ行き好調。幕田圭一が理事長に就任。
●常任指揮者にパスカル・ヴェロ、首席客演指揮者に小泉和裕が就任。
2008
パスカル・ヴェロによる東京公演が「屈指の個性を持つ地方オーケストラ」への成長が期待されると評される。(東京新聞)
2009
映画「劔岳-点の記」で音楽を担当(作曲・指揮/池辺晋一郎)、同作品は第33回日本アカデミー賞で最優秀音楽賞を受賞。
●山下一史が正指揮者に就任(~2012)
2010
宮城県より認定を受け公益財団法人へ移行。10月、定期演奏会が記念すべき250回を迎える。
2011
3月11日 東日本大震災発生 数ヶ月にわたり演奏活動のほとんどが中止となる。
3月26日 第1回復興コンサートを実施。以降「音楽の力による復興センター・東北」と協力して、音楽を被災者のもとに届ける復興支援コンサート活動を展開する。これらの活動に対し、2011年度エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞と渡邉曉雄音楽基金特別支援を受賞。
2012
9月 ミュージック・パートナーに山田和樹が就任。
2013
3月 独立行政法人国際交流基金の依頼によりロシア(モスクワ、サンクトペテルブルグ)で被災地の代表として演奏し、震災後、世界各地から寄せられた支援への感謝と、音楽によって力を得ながら復興に向かう被災地の姿を伝え、その大役を果たした。
3月 楽団創立40周年を迎える。
2016
4月 第300回定期演奏会 東京特別演奏会
仙台フィルの現在
現在の仙台フィルは常任指揮者にパスカル・ヴェロ(フランス出身)、首席客演指揮者に小泉和裕、ミュージック・パートナーに山田和樹が就任。約80人の楽団員を擁し、年間9回の定期演奏会をはじめ、年間約110公演におよぶ演奏活動を展開しています。3年に一度開催する「仙台国際音楽コンクール」や、毎年秋の風物詩ともなっている「仙台クラシックフェスティバル(せんくら)」などでも活躍しています。
学校の体育館や地域のお祭りなど、ホール以外の場所に出かけての演奏会も実施。2011年3月11日の東日本大震災の後は、「音楽の力による復興センター・東北」と協力し、被災者のもとに音楽を届ける活動を開始し、現在も継続中です。
©佐々木隆二
演奏活動だけではなく、楽団員たちは、小学5年生から高校2年生が在籍する「仙台ジュニアオーケストラ」の講師として、また音楽教室などにおいて、未来の音楽界を担う才能を育てるという重要な役割も担当しています。
このように仙台フィルは、さまざまな場面で、地元の音楽文化の普及・発展に力を注いでいます。
仙台フィルを支える人びと ~オーケストラの裏方たち~
オーケストラの演奏会では、楽団員と指揮者、ソリストといった大勢の人間がその舞台に立ちます。しかし、演奏会に関わる人びとはそれらの音楽家たちだけではありません。お客様の拍手を直接受けることはありませんが、演奏会の準備から本番・撤収までのすべて、またそれ以外の日常業務に携わる「裏方」と呼ばれる人たちがいます。
しかし、オーケストラの裏方といっても、どんな人がどんな仕事をしているのか、なかなか想像がつかないのが正直なところ。そこで今回は、仙台フィルの裏方さんたちにお話をうかがってきました。
ライブラリアン Librarian
水野 広明(みずのひろあき)さん
音楽大学でトロンボーンを学んだ後、楽器店勤務を経て再度大学院に入り直した経歴をもつ水野さん。ファゴット奏者であるお兄さんが仙台フィルの団員という関係もあって、ライブラリアンとして仙台フィルへ。
どんな仕事?
「ライブラリアン」とは図書館の司書のことですが、オーケストラでライブラリアンというと、オーケストラに関わる楽譜の管理をすべて担当します。
演奏会の曲目が決まると、その楽譜を楽団ですでに持っているかどうかを確認し、持っていない場合は購入するか代理店からレンタルします。楽譜といっても、例えば、ベートーヴェンの「運命」であれば出版社の違いなどによって3種類ぐらいあるので、そのうちのどれを使うかを指揮者に聞いたりして決めます。演奏会の2~3ヵ月前には楽譜が手元に来るようにするのですが、実は楽譜にはミスプリントが非常に多くて、私がスコア(指揮者用の総譜)とパート譜を見比べて1音ずつ照合します。面倒な作業ですが、チェックしておかないと、リハーサルで混乱して時間のロスになってしまうんです。その他、弦楽器のボウイング(弓の使い方)の指示を楽譜に書き込む作業などもします。筆記用具にもこだわりがあり、製図用のシャープペンを使用しています。そのようにして、演奏会の1ヵ月前には楽団員が楽譜を持ち出せるように整えておきます。
仕事でのエピソード
演奏中、楽譜をめくるロスがないように「めくり」という加工(演奏の区切りに合わせて次に続く一定部分をコピーして貼っておく)をすることがあるのですが、リハーサルしてくうちに指揮者が指示を変えていくと、その「めくり」が無効になってしまうことがあります。そんなときは楽譜をいったん回収して作り直すのですが、時間がない中でやらなきゃいけないときはキツイですね。
団員のなかには演奏会当日に楽譜を忘れてくる人がいて、本人から家の鍵を預かって私が取りに行ったりしたなんていうこともありました(笑)。
ライブラリアンに重要なのは経験と性格。細かい仕事ですが、真面目なだけではダメで、楽譜に関する楽団員からのさまざまな要望に上手に答える術(すべ)が必要。あくまでも裏方に徹し、舞台には一歩たりとも出たくないのですが、舞台転換で出ちゃっています。拍手を羨ましいと思うような人は、裏方にはならないほうがいいでしょうね(笑)。
インスペクター Inspector
我妻 雅崇(わがつままさたか)さん
バンドのヴォーカルやミュージカル出演の経験もある我妻さんは、大学時代に仙台フィルでアルバイトをしていました。卒業後は営業職に就いたものの、5年後のある日、仙台フィルから声をかけられて再び楽団の仕事に。
どんな仕事?
「インスペクター」(略してインペク)の仕事は、雑用全部というか、舞台に乗る人間(楽団員、指揮者、ソリスト、合唱団、その他)全員のマネージャー業務です。演奏家が気持ちよく舞台に上がれるようにお世話をするというのが仕事です。
スケジュールの提示、曲目が決まってエキストラが必要な場合は人員の手配、指揮者やソリストのホテルの手配・送迎、リハーサルの段取り、事務所と楽団員との連絡(配布物や連絡事項の周知など)、楽団員オーディションの運営、などなど。「健康診断どうなってるの?」でも何でも、楽団員はわからないことがあれば私に聞いてきますから、つねに話しかけやすい雰囲気を作るように心がけています。
他のオーケストラだと、インペクは楽団員が兼ねているところも多く、軽微な業務が主です。専任のインペクがいて、ここまで業務を担当しているのは仙台フィルぐらいじゃないでしょうか。インペク、ライブラリアン、ステマネ(次頁)は裏方として常に情報を共有しています。裏方の仕事だけで本が一冊書けるぐらいです(笑)。
仕事でのエピソード
仙台フィルは冬になるとなぜか北海道や青森、秋田など北のほうに演奏会に行くことが多いんです。大雪なんか降ると、飛行機が降りられないとか、電車が止まるとか、移動途中でハプニングが起きる。でもどうしても何時までにここに行かなきゃいけないからと、車掌さんに頼み込んで楽団員たちを電車から梯子で降ろさせてもらい、手配したタクシーに乗せ、何とか演奏会に間に合わせたこともありました。そんなことがあるので、ふだんの生活でも常に先々のことを予想して動くようになってしまいました(笑)。
海外から指揮者やソリストを招いたとき、日本のお土産を買いたいと言われるのですが、ある人が「浴衣、甚平がほしい」と。それで季節外れの浴衣を探して、一緒に街を歩き回ったこともあります。音楽家が急病になって、付き添いとして救急車に乗って病院に行ったことも何度か・・・・・・。まるで「オーケストラのお母さん」のような仕事と言ってもいいと思います(笑)。
ステージマネージャー Stage Manager
大久保 斉象(おおくぼさいぞう)さん
高校生までジュニアオーケストラでヴァイオリンを弾いていた大久保さん。しかし演奏家ではなく、舞台道具関係の仕事に就きたいと思っていたそう。学生時代に仙台フィルでアルバイトをしたのがきっかけでこの道に入りました。
どんな仕事?
「ステージマネージャー」(略してステマネ)は、オーケストラの舞台に関わることすべてが仕事です。
曲目によって楽団で所有していない特殊楽器を使う場合、プロ向けのレンタル楽器店や他のオーケストラから借りる算段をしたり、ピアノの独奏が入る場合などは調律の手配などを担当します。
演奏会で使う物は基本的に現地調達しないので、使用する楽器や備品はすべて会場に運搬します。4tトラック1台から2台の分量になりますが、そのトラックの手配もステマネが行います。
リハーサルや本番では、ステージ上の椅子や譜面台の位置を決めて並べたり、平台(舞台に高さを出すための台)を組んだり、必要な場合は照明の調整をしたりと、セッティング全般を行います。
現在はアシスタントと一緒にチームで仕事をしています。会場に一番最初に来て、一番最後に帰るのがステージマネージャーです。
仕事でのエピソード
印象に残っているのは2013年のロシア公演。楽器は美術品扱いなので、通関の手続きのために事前に詳細な書類を作り(英語とロシア語で作成し、楽器の写真も添付する)、現地に一足先に飛んで通関審査に立ち会って……。海外公演はもうやりたくない(笑)、と思うぐらい大変でした。
海外だとホールも古い建物が多いので、トラックが横付けできる搬入口やエレベーターがなく、大きな楽器を3、4階まで手運びしたことも。モスクワとサンクトペテルブルクのホールでは、ステージが傾斜していて(手前より奥のほうが高くなっている)、びっくりしました。「平台が欲しい」と言っても「何だそれ?」って。ロシアには平台がないんですね。ホールも備品も仕様が日本と全然違っていて、現場で戸惑うことが多かったです。
お聞きしたのはお仕事のごく一部。楽団員が演奏に専念できるのも、裏方の皆さんの存在と万全な仕事があるからこそ。コンサートに行った際は、舞台裏を想像しながら演奏を聴いてみると、より深みが増すのではないでしょうか。
WE LOVE 仙台フィル! ~ファンが語るわれらがオーケストラ~
仙台フィルには、その音楽と楽団員を愛してやまない市民の皆さんが結成した“ファンクラブ”があるのをご存じですか? その名も「仙台フィルハーモニークラブ(SPC)」。1995年に発足し、現在、北は青森から西は大阪まで約100人の会員がいます。今回はその4人のメンバーに、仙台フィルへの愛を熱~く語っていただきました。
仙台フィルのファンになったきっかけを教えてください。
髙橋さん:それを話すと長くなるのですが(笑)、第96回定期演奏会でマーラーの交響曲第1番「巨人」(梅田俊明指揮)を聴いたのが最初。中学生の頃からクラシック音楽が好きで、それまではレコードで聴いていました。仕事で各地を転勤して仙台に戻ってきたら仙台フィルができていて、地元のプロオーケストラの生の演奏でマーラーが聴けるなんて、嬉しくて仕方がなかった。それ以来のファンです。
長島さん:1973年に宮城フィルとして設立して、私はその第2回定期演奏会から聴いています。いとこがフルート奏者で、自分も吹奏楽をやっていたこともあって。折にふれて聴いてきて、オーケストラが成長して感動の質が違っていく。その感動に惹かれて今も聴き続けています。
佐藤さん:ずっとピアノを勉強して音楽の道に進もうと思っていたのですが、高校のときにやめて、それがトラウマになってクラシック音楽はもういいわ、という感じでした。ところが、夫の会社の厚生行事で仙台フィルの演奏会があって、10何年もピアノを勉強していたのに、そのとき初めてオーケストラを生で聴いたんです。ハーモニーってこういうものなんだ、こんなにきれいなものなんだと感動して、それから娘たちも連れて演奏会に通うようになりました。
金野さん:両親がクラシック音楽が好きで、音楽がある中で育ちました。学生時代、盛岡の合唱団にいて、当時の宮城フィルに来てもらってモーツァルトとフォーレのレクイエムを歌ったんです。生のオーケストラで歌ったのがすごく幸せで。その後仙台に越してきて、第1回仙台国際音楽コンクールを全部聴き、お祭りのように楽しかった。あのときの宮城フィルが仙台フィルとなって活躍していると思ったらもうワクワクして、そのままファンクラブに入りました。
仙台フィルのいいところはどんなところですか?
髙橋さん:仙台フィルの楽団員はみんな真面目に音楽に取り組んでいます。演奏している人たちが感動しながらやっていることがわかるんです。演奏者のパッションが直接伝わってくる。そういうオーケストラはほかになかなかないですよ。自慢したいです。
長島さん:地方のオーケストラは聴衆との距離が近いですよね。日本フィルを除く在京のオーケストラとはそこが違う。仙台フィルも、プレイヤーとわれわれが意見交換できたり、「今日どうだった?」と聞かれたり、そういうやりとりができるのがいいですね。
佐藤さん:とにかくチームワーク! 新入団員に「仙台フィルに入って良かったことは?」と聞くと、「みんな優しいところ」だと。スポーツと同じで、一人ひとりの技量もありますが、チームワークがなっていないとオーケストラとして絶対いい音楽はできない。仙台フィルはみんな仲がいいのが伝わってきて、こちらも嬉しくなるし、それが音楽の幅にもなっていると思います。
金野さん:皆さんお仕事ではありますが、演奏会の都度、その作曲家や音楽に真摯に向き合って、喜びをもって演奏しています。それが伝わってくるので大好きです。高い志を感じます。
もっとも印象に残る演奏会は?
髙橋さん:急に聞かれても難しいなあ(笑)。やはり最初に聴いたマーラー、あとパヴレ・デシュパイというクロアチア人の指揮者が来たときのチャイコフスキーの交響曲第5番。これがものすごくいい演奏で、ブラボーがすごかった。後から指揮者が「仙台の聴衆は素晴らしい」って言っていたと聞いて、嬉しかったですね。
長島さん:私はオーケストラの演奏会で5回ぐらい泣いたことがあるんです。そのうち忘れられないのが、初めての仙台フィルのヨーロッパ公演、リンツのブルックナーハウスでピアニストの梯剛之(かけはしたけし)さんがショパンのピアノ協奏曲第2番を演奏したとき。初めて聴くような響きと、その演奏の姿。ショパンの2番で今までそれを超える感動はないです。
佐藤さん:思い浮かぶものがあまりにありすぎて。この前の東京公演(2016年4月17日、サントリーホールでの特別演奏会「幻想×レリオ」)にしておいてください(笑)。満席でしたし、拍手が鳴りやまないし、東京で、サントリーホールでこれだけできるんだと思って、胸がいっぱいになりました。
金野さん:毎回感動しているんですけれども、2007年、尾高忠明さんが指揮したブルックナーの交響曲第8番、それはえらく感動して、2週間ぐらい余韻が続きました。生の重厚な響きに包まれ、ブルックナーの交響曲だけで1200枚のCDを持っている主人の気持ちが理解できて涙が止まりませんでした。
ファンとしての願いは?
髙橋さん:仙台フィルがここまで成長してきたのは、間違いなく仙台の大きな財産。欧米では、その街のオーケストラは街の財産として大事にされています。仙台でも、楽天イーグルスやベガルタ仙台と同じように、市民が仙台フィルを応援していく意識が生まれればいいですね。お父さんお母さんが子どもたちを連れて演奏会に来てほしい。素晴らしい音楽をやっているんだもの、聴きに来たら絶対好きになると思いますよ。
佐藤さん:よくチケットが高いと言われるのですが、他の娯楽を考えれば決して高くはないはず。でも値段に値するぐらいおもしろいんだよ、と多くの方に思ってもらうのが、私たちファンの活動でもありますね。
長島さん:オーケストラ自身が言えば宣伝になっちゃうけど、私たちが「仙台フィルって素晴らしいんだよ!」って言えばまた違うインパクトがあると思うので、積極的に言っていきましょう(笑)。
仙台フィルハーモニークラブ(SPC)のご案内
SPCの会員になると、会報の購読や投稿ができるほか、楽団員との交流会や会員同士の懇親会といったイベント、SPC主催コンサートのチケット割引などの特典があります。
仙台フィルをもっと知りたい! 仲間と語り合いたい! そんな方はぜひお気軽にご入会・お問い合わせください。定期演奏会会場(ロビー)のSPC窓口でも入会受付しています。
〈年会費〉大人3,000円、高校生以下1,500円、家族会員1,000円
〈お問い合わせ〉仙台フィルハーモニークラブ事務局
TEL 090-6223-6203 Eメール spc.admirer@gmail.com
仙台フィルこれからの定期演奏会&ニュース
第302回定期演奏会
日時/2016年7月15日(金)開演19:00、7月16日(土)開演15:00
会場/日立システムズホール仙台
指揮:下野竜也 トランペット:フロリアン・ピヒラー
〈曲目〉ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.Ⅶe,1 ほか
第303回定期演奏会
日時/2016年9月10日(土)開演15:00
会場/イズミティ21
指揮:小泉和裕 ピアノ:若林顕
〈曲目〉ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83 ほか
第304回定期演奏会
日時/2016年10月29日(土)開演15:00
会場/イズミティ21
指揮:山田和樹 ソプラノ:林正子
〈曲目〉ワーグナー:歌劇「トリスタンとイゾルデ」より 前奏曲と愛の死 ほか
【定期演奏会 各回共通】
入場料/S席5,000円(ユース2,000円、シルバー4,000円)、A席4,500円(ユース1,500円、シルバー3,600円)、Z席2,000円(全席指定) ※未就学児入場不可
定期演奏会のほかにも、趣向を凝らした「特別演奏会」も開催。詳しくは仙台フィルのホームページで!
♪定期演奏会はお得なチケットで!
定期会員=各回、自分だけの指定席「マイシート」で聴くことができます。その他様々な特典も。
オープン会員=お好きな定期演奏会を3回(または同一の演奏会を3席)選べます。
その他、シルバー割引(満65歳以上)、ユース割引(25歳未満)、車いす割引、小学生とご一緒の場合にお得な「With.Jrチケット」、定期演奏会の後半だけ聴ける「LATEチケット」などがあります。ご自身のスタイルに合わせて、仙台フィルサウンドをお得に聴いてみませんか?
♪仙台フィルのラジオ番組「仙台フィル Wave Symphony」放送中!
日曜の夜のひととき、仙台フィルのさまざまな話題をお伝えしています。
エフエム仙台(Date fm/77.1Hz) 毎月第1日曜日19:00~19:55
ナビゲーター:浅野彰信(エフエム仙台)、村上満志(仙台フィル演奏事業部長)
♪Eテレ「クラシック音楽館」で放映予定!
仙台フィルの活動と2016年4月17日の東京特別演奏会の模様が、NHK Eテレ「クラシック音楽館」(日曜21:00〜)にて2016年7月17日と24日、2週連続で放映予定です。お見逃しなく!
〈お問い合わせ〉仙台フィルサービス
☎022-225-3934(平日10:00~18:00)
ホームページ https://www.sendaiphil.jp/ ツイッター、フェイスブックでも最新情報発信中!