Nowsreelシネクラブvol.4では、奥村昭夫(1943-2011)の作品を上映します。
東大演劇研究会出身の奥村は、1967年に映画製作グループ「シネマ・ヴォワイアン」を結成、『猶予もしくは影を撫でる男』を手がけます。冷たく、しかし真摯な態度で閉塞した状況を描いたこの短篇は、松本俊夫の支持を受け、草月実験映画祭でグランプリを受賞しました。1970年には『狂気が彷徨う』を監督し、自らフィルムを携えて各地で上映を行います。制作のみならず流通の過程にも新たな回路を開こうとするその姿勢は、同時代の前衛たちと深く共鳴するものでした。
その後、奥村は翻訳者に転身し、『ゴダール 映画史』『作家主義』をはじめとする優れた訳書を残します。しかし彼の翻訳の仕事が読み継がれている一方で、彼の映画作品はいまだ再評価の機会を待ち続けています。約四半世紀ぶりとなる全作品の上映に加え、研究者とのトークを通じて、奥村の知られざる全体像に迫ります。
開催日 | |
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時間 |
12時30分〜16時30分 |
会場 | せんだいメディアテーク 7Fスタジオシアター |
料金 | 各プログラム1000円 事前予約制・定員180名 チケット予約 https://peatix.com/sales/event/4534101/tickets |
主催 |
Nowsreel |
お問い合わせ |
メール nowsreel@gmail.com |
詳細情報 | https://nowsreel-vol4.peatix.com/ |
ジャンル | 映像 |