また会う日の印にと扇を交換し、男を待ち続ける花子。
画家の実子は旅先の料亭で、男を待ち続けた末に狂女となった花子の美しさに心惹かれ、
その場で花子を落籍せて自宅へ連れ帰る。
実子は美しさの象徴である花子を手放すまいと世間を憚って暮らすようになるが、
花子は駅のベンチで毎日男を待ち続け、その美しさからその姿が新聞記事となり、
花子の存在は広く世間に知れ渡るようになってしまう。
いつか男が花子を取り戻しに来るのではないかと気が気ではない実子だったが、そこへ新聞を読んで在所を知った吉雄が3年ぶりに花子を迎えにやってくる。
実子の花子は眼の前に現れた吉雄に、「違うわ、あなたはそうじゃない。」 と言い放ち、追い返してしまう。
「待つ」ことに純化して宝石のようになった花子はまた「吉雄」を永遠に待ち続ける。
開催日 | ~ |
---|---|
時間 |
19(土)13時00分/16時00分/19時00分 20(日)13時00分/16時00分 |
会場 | せんだい演劇工房10-BOX box-1 |
料金 | 当日・前売り共に 2000円 |
主催 |
ナターシャ・プレシコフ |
お問い合わせ |
メール takaetomoaki@gmail.com |
詳細情報 | https://sites.google.com/view/natashapureshikofu/ |
ジャンル | 演劇 |