仙台シンフォニエッタ　第50回定期演奏会

仙台シンフォニエッタは1998年に創立した、弦楽器主体の室内オーケストラです。これまでの定期演奏会では弦楽合奏や、管楽器の応援を得て交響曲などを演奏してきました。「多くの方々にクラシック音楽の演奏を楽しんでいただきたい」という思いから、創立以降入場料無料の演奏会を開催しています。
本年5月26日(日)に開催を予定している第50回定期演奏会は、指揮者の日比野裕幸さん、ピアニストの石丸友貴さんをお迎えし、ドイツ出身の作曲家による二つの大曲を取り上げます。
演奏会第一部は、楽聖ベートーヴェンが生涯のうちに完成させた最後のピアノ協奏曲で、彼が作曲したピアノ協奏曲の中でも最も有名な「ピアノ協奏曲第5番～皇帝～」を演奏します。ソリストには2022年の第48回定期演奏会で好演を博したピアニストの石丸友貴さんをお迎えしました。誰しもが一度は聴いたことのある序奏から始まる、力強くも華やかなベートーヴェンの世界をお楽しみいただけましたら幸いです。
第二部は、ブラームス作曲の「交響曲 第3番」を演奏します。この曲は2009年の第22回演奏会において、初代指揮者の鈴木磨郎さんの指揮で、当団が初めてブラームスの作品に挑戦した思い出深い作品です。ブラームスの交響曲の中でも演奏が難しいと評される作品ですが、この度50回の節目において、日比野裕幸さんの指揮の下で再び演奏する機会に恵まれました。演奏を通じて、ブラームスの作品の奥深さと当団が歩んできた歴史をお客様と分かち合いたいと思います。
大勢の皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。