特集

マンガ家とせんだい

著名なマンガ家を多数輩出している仙台・宮城。さまざまな描き手と、このまちにはどんな関係があるのでしょうか。デビュー前のマンガ家たちがこのまちで何を見て、どのような時間を過ごしていたのか、仙台と関わりが深いマンガ家や関係者に取材しました。

仙台の印象を聞かれて「マンガ」をイメージする人は、あまりいないかもしれません。しかし、仙台の街と深い関わりがあった人たちの中から、特筆すべきマンガ家が生まれていることは事実です。彼らはこの街からどんな刺激を受け、その感性を育んでいたのでしょうか。また、マンガ家を育てる環境にはどのようなものがあったのでしょうか。仙台にゆかりのあるマンガ家やマンガ関係者への取材を通して、その答えを探ります。

企画協力:スズキスズヒロ(マンガ家)

  • まだらな記憶をいそいそとマンガに。—マンガ家・宮崎夏次系

    各界から注目を集める新進気鋭のマンガ家・宮崎夏次系(みやざき なつじけい)さんは、宮城で生まれ育ち、高校まで仙台で過ごしました。そして今も、地元で作家活動を続けています。 宮城でどのような幼少時代を過ごし、学生時代は仙台の街に何を感じてきたか、そして今は地元の環境がどのように創作活動につながっているのか。 この「まち」が宮崎さんの作家性に与えている影響などをメールインタビューでお聞きしました。
  • マンガで、仲間になる。

    仙台のマンガを語るうえで外せない存在が、約50年前に東北高校漫画部を創設した元教諭の山下秀秋さん。同漫画部の出身者には、プロとして活躍する卒業生も多数います。当時、山下さんは部員にどう向き合い、生徒は漫画部を通して何を学んだのか。マンガと共に歩んだご自身の人生と併せて振り返っていただきました。