インタビュー
高校生の文化芸術活動
#02 宮城野高等学校美術科
今まさに文化芸術との出合いの渦中にいる高校生たちにフォーカスを当てる「高校生の文化芸術活動」。2回目となる今回は、先進的な高校をつくるべく1995年に開校した宮城野高校へ。宮城県内でも珍しい「美術科」を設け、生涯にわたって芸術を愛好する感性豊かな心を育む教育に力を入れている学校です。表現力を磨くために力を注ぐ学校生活の中、生徒たちはどんな思いで制作に向き合っているのか。そして美術の勉学に励む中で感じた自分自身の変化や活動を紹介します。
宮城野高等学校美術科3年の管野さんと教員である佐藤 智弘先生にお話を聞きました。
掲載:2024年3月5日
取材:2023年12月
- 宮城県宮城野高等学校美術科
- 1995年創立。油画や日本画、彫刻、工芸、デザイン、歴史といった美術に関する学習を行っている。専門分野ごとに分けられた専用のアトリエを有しており、2年次以降は、5つの専攻に分かれて制作に励む。「仙台市内高等学校美術展」や「宮城県高等学校美術展」、「全国高等学校総合文化祭」などへの作品出展をはじめ、外部依頼による制作活動にも積極的に取り組み、2023年には仙台八坂神社に奉納する絵馬制作や、「秋の火災予防運動」では宮城野消防署と連携したトリックアートの制作も行った。