建築ダウナーズは、2022年から、普段材料として使用している木がどのようにして自分たちのもとへとやってくるのか、木や山をめぐる動きと現代の私たちの生活はどう関係しているのか考えるためリサーチを行ってきました。
2022年にお話を聞かせていただいた、丸森町で自伐型林業を営む方から、彼女とその仲間たちが山の作業道を整備する中で伐採した杉の丸太を購入させてもらい、林業や建築生産に携わる様々な人々の声と共に、昨年のオープンスタジオで展示しました。伐られたばかりの丸太の断面はまだみずみずしく、水分を多く含んでいるために大人3人でも容易には持ち上げることができませんでしたが、およそ一年の時間を経て徐々に乾燥し、縄をかければ一人で引っ張って運べるくらいの重さになりました。
丸森の山で、知り合いが伐り、同じく丸森の材木店で製材してもらい、建築ダウナーズがトラックで運び、仙台の印刷団地の一角の空き工場で、訪れる人々に見てもらい、触ってもらいながら乾燥した杉の木材。
それらの材を使って、仙台市沿岸の集落、新浜の農園の隅に仮設の日よけ屋根を作っています。
工場のオープンスタジオでは、丸森の木を使った屋根の制作の記録をはじめ、仙台市内を中心とする材木店や工務店、独自の視点で山を歩く食猟師、かつて集落共同体の中で炭焼きをされていた方などへのインタビューのほか、家具や什器になる過程にある木材の様々な状態をご覧いただけたらと思います。
ご来場をお待ちしています。
開催日 | ~ |
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時間 |
10時00分〜17時00分 ※事前予約制 |
会場 | 共同紙工株式会社敷地の工場(〒984-0011 宮城県仙台市若林区六丁の目西町2−22) |
料金 | 無料 |
主催 |
建築ダウナーズ |
お問い合わせ |
メール:kenchikudowners@gmail.com 見学事前予約フォーム |
詳細情報 | |
ジャンル | その他 |